お届け後、暖房の入っていない玄関等の涼しい室内で管理してください。適正温度は約12度〜18度。耐寒温度は約5度です。日当たりが良すぎる場所や20度を超える部屋に置くと花がすぐに咲き終わってしまうので注意しましょう。花が咲き終わったら戸外の軒下など雨が当たらない場所で管理して下さい。
お届けしてから花が終わるまでは土の表面が乾いたら、コップ2杯程の灌水を行いましょう。冬場の水の与えすぎは根腐れの原因となりますので注意して下さい。花が終わってから夏場にかけては乾かしすぎないよう、土の表面が乾いたら鉢底から水が流れ出るくらい灌水しましょう。
3月、5月、9月の年3回、有機肥料を与えてください。
冬にお届けする牡丹はお正月に合わせて開花するよう抑制栽培をしたものです。牡丹は通常4月〜5月に開花するため、次回の開花は翌々年の4月〜5月になります。花が咲き終わったら葉を残し、図1のように花のすぐ下をカットしましょう。
[図1]
秋になると葉が落葉しますがそのまま放置して下さい。花が終わって翌年の3月頃に花芽が出てきますので図2のように下部の2〜3芽を残し、上部の芽を切り取りましょう。(この作業を芽かきと言います。)芽かきをする際、外側の芽を残すと枝が外に伸び、バランスの良い株になります。
[図2]

残した2〜3芽が次回開花時の花芽になり、4月〜5月に開花します。(牡丹は習性として一番上の芽を花芽にするため、上部の芽を残しておくと次回開花する時までに背丈が伸びバランスが悪くなります。)
花が咲き終わった後、11〜12月頃に図3のように剪定を行います。
[図3]

枯れた枝も一緒にカットしましょう。剪定を行う際は必ず芽の上をカットして下さい。この作業をする事で根が大きくなり、次回開花の際に大きな花を咲かせます。今年花を付けなかった枝は先端が花芽になっているのでカットせずに残しましょう。
剪定後は戸外に出し、寒さに当ててください。(雪や霜に当たっても問題ありません)寒さを与え休眠をさせる事で、春に芽と安定した花を咲かせる事ができます。
お届け後3年程は必要ありません。鉢に根が回ってきて水はけが悪くなったら、9月〜10月頃に地植えまたは1回り大きな鉢に植え替えを行います。花を大きくしたい場合は地植えが良いでしょう。活動期である2月〜8月に行うと枯れてしまう場合があるため注意して下さい。
<病害虫>
【害虫】
ナメクジ・みの虫アブラムシ(3月下旬〜4月)
ケムシ・シャクトリムシ(6月〜9月)
対策:市販の殺虫剤「スミチオン乳剤」等を散布して下さい。
【病気】
灰カビ病(4月下旬〜6月)
斑点病・うどんこ病 (7月〜9月)
対策:市販の殺菌剤「ベンレート水和剤」・「ゲッター水和剤等」等を散布して下さい。
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