今年の「中秋の名月」は9月25日です。
「中秋の名月」は「十五夜」ともいいますが、ちょうどこの時期に
収穫される「里芋」を、月に供えていたので「芋名月」ともいわれ
ます。昨今お団子を供えるのは、昔「里芋」を供えていたなごりと
も言われいています。
「里芋」は山で採れる「山芋」に対して、里で栽培されることから
「里芋」というそうです。デンプンが主成分で、タンパク質やビタ
ミンB1、カリウムを含み食物繊維も多く、芋類の中ではいちばん
低カロリーで、とてもヘルシーな野菜です。
またおふくろの味の代表選手、「煮っころがし」を作るには、ぬめ
りを取ると味がよく染みますが、実はこのぬめりは胃腸を保護し、
血圧やコレステロールを下げてくれるのだそうですよ!
ところで「里芋」の花を見たことはありますか?なかなか見られな
いそうですが、黄色く「カラー」に似た花です。それもそのはず、
「カラー」はサトイモ科の植物で、海を渡ってきた「里芋」、別名
「海芋(カイウ)」ともいわれます。
そんな「里芋」の花にも花言葉が・・・
繁栄・愛のきらめき・無垢
の喜び。
「十五夜」の頃は台風が来たり、秋の長雨だったり・・・ですが、
今年はお月見が出来るといいですね。
9月の誕生花
9月の誕生花は「リンドウと秋の花の花束」です。
「リンドウ」は秋の代表的な花。清楚な紫色のものが多いですが、
可愛らしい白やピンクもあります。平安時代には、「リンドウ」の
絵柄は女御たちに大人気で、着物の柄に競って使われたそうです。
切花用に栽培されているものは、「エゾリンドウ」や「ミヤマリン
ドウ」という品種です。また「リンドウ」には、日光にあたると花
が開き、曇ると閉じてしまう性質があります。
「リンドウ」の根を乾燥させたものは、生薬として各国で用いられ
ています。その味は竜の肝(きも)のように苦いことから、中国で
は「竜胆(リュウタン)」といわれ、「リュウタン」が変化して
「リンドウ」となったそうです。
「リンドウ」の他に「ワレモコウ」など、ひと足早く秋の情緒をお
楽しみください。
「リンドウ」の花言葉は・・・
正義・勝利を確信する・気づかう心
さびしい愛情・誠実・貞淑・悲しむ君が好き・瞳の輝き
9月生まれの誠実な方へ・・・
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