秋本番となりましたね。いかがお過ごしですか?
今年の紅葉はどうでしょう?きれいに色づくとよいですが・・・。
そこで今回は秋の山々を紅く染めあげてゆく、主役級の「ナナカマ
ド」の話。この時期、旅行雑誌のグラビアを独占しているかのよう
ですね。
「ナナカマド」は葉の紅葉よりも、赤い実が美しいことで有名です。
初秋には緑の葉に赤い実が映え、秋には紅葉とともに樹全体が紅く
燃え、晩秋には梢に残った真っ赤な実が情緒的です。そして初冬に
は落ち葉の上に散った赤い実も、また一興です。
漢字では「七竈(かまど)」と書きますが、七回竈で燃やしても燃
えきらないくらい硬い木を意味しています。そのため、上質の木炭
ができるそうです。また、燃えにくいことから火災や雷よけの樹と
されたり、水難よけのため船の材料の一部に使われていたそうです。
生け花では、「ライデンボク(雷電木)」と呼ばれ、花材としてよ
く使われます。春には新芽の、夏には青葉の、秋には紅葉した、ま
たは赤い実付きの枝ものとして、それぞれの季節に活躍しています。
四季を通して楽しませてくれる「ナナカマド」、初夏にはふんわり
とした、やさしい白い花を咲かせます。
花言葉は・・・ 慎重・怠りない心・用心・安全。
10月の誕生花
10月の誕生花は「バラの花束」をご用意します。
大輪とスプレー咲きをミックスした、まさに「花の女王」と言われ
るにふさわしい豪華な花束です!
「バラ」は、ヨーロッパでは古代から「愛と繁栄の象徴」とされて
きました。ギリシャ神話には、愛と美の女神アフロディーテが泡か
ら生まれた時「バラ」も一緒に誕生したなど、「バラ」の誕生にま
つわるたくさんの神話があります。
また古代エジプトでは、クレオパトラがバラ風呂を愛したのは有名
ですが、ローマの英雄アントニウスをもてなすために、宮殿全体を
バラで飾り、寝室には5センチもの厚さにバラの花びらを敷きつめたと伝えられています。
バラの魅力は長い歴史の中で、衰えることがありません。
花言葉もたくさんありますが、ここではあえてこのひと言・・・熱烈な愛!
10月生まれの情熱的な方へ・・・
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