今日10月23日は、霜がおり始める頃なので「霜降(そうこう)」と言うそうです。
今年は北の方では、紅葉が終わる前に初雪がふりましたね・・・。
いかがお過ごしですか?
そこで、霜よけに欠かせない「藁(わら)」の話。「藁」は「稲」
や「麦」の茎を乾燥させたものです。米俵や縄、畳や藁ぞうりの材
料、田畑の肥料や家畜の飼料などなど・・・日本では昔から貴重な
資源でした。
かつて「藁」で作られたものは、今や石油製品に取って代わってい
ますが、「藁」は使い終われば腐って自然に土に還る、素晴らしい
資源です。見直したいものですね。
さて、冬を迎える公園や庭園などでは、きれいに「藁」でくるまれ
た「ソテツ」を見かけます。「わらぼっち」と呼ばれ、もちろん防
寒の為ですが、最近は美観も考慮されていて形よく、冬の風物詩に
なっています。
また「松」に巻かれている「藁」は、虫除けためです。寒くなると
虫が「藁」の中に入り込み、春先にその「藁」を剥がして燃やし、
虫を駆除します。
ガーデニングでも「藁」を霜よけに使えば、春には腐葉土になり一
石二鳥ですが、一般家庭では手に入りにくいですね。鉢植えは軒下
に取り込みましょう。取り込めないものは、「藁」の代わりに換気
扇のフィルターをおおう不織布を代用するとよいそうですよ。
ちなみに、結婚1年目は「紙婚式」、2年目は「藁婚式」です。
稲の花言葉は・・・神聖。
麦の花言葉は・・・富・繁栄・希望です。
10月の誕生花
10月の誕生花は「バラの花束」をご用意します。
大輪とスプレー咲きをミックスした、まさに「花の女王」と言われ
るにふさわしい豪華な花束です!
「バラ」は、ヨーロッパでは古代から「愛と繁栄の象徴」とされて
きました。ギリシャ神話には、愛と美の女神アフロディーテが泡か
ら生まれた時「バラ」も一緒に誕生したなど、「バラ」の誕生にま
つわるたくさんの神話があります。
また古代エジプトでは、クレオパトラがバラ風呂を愛したのは有名
ですが、ローマの英雄アントニウスをもてなすために、宮殿全体を
バラで飾り、寝室には5センチもの厚さにバラの花びらを敷きつめたと伝えられています。
バラの魅力は長い歴史の中で、衰えることがありません。
花言葉もたくさんありますが、ここではあえてこのひと言・・・熱烈な愛!
10月生まれの情熱的な方へ・・・
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