いよいよ今年最後のコラムとなりました。
今年も毎回お付き合いい
ただきまして、誠にありがとうございました!
さて、もうすぐお正月!最近の「おせち料理」事情はいかがでしょう?デパートや料亭などから、取り寄せる方が増えているとか?広
告を見てうらやましい〜!と思ったり、日本の伝統は?家庭の味は守れるのかしら?と憂えてみたり・・・主婦の思いは複雑ですね。
そこで今回は、「おせち料理」の定番「黒豆」の上に乗っている、
巻貝のような形をした不思議な物体?「ちょろぎ」の話を。
「おせち料理」の「ちょろぎ」は、梅酢などで赤く色づけされてい
ますが、本来は白色。植物の塊茎(かいけい・・・地下茎の先端に
できる養分を貯えるところ)なのです。シソ科の多年草、60cm
くらいの背丈になり、塊茎が巻貝のような形をしていて食用になり
ます。フランスではクリーム煮やサラダなどに使われるそうです。
原産地の中国では「朝露葱」と書くそうですが、日本のお祝い事に
は縁起をかついで「長老木」とか「長老喜」などと書かれるようです。
夏から秋には紅紫色をした穂状の花を咲かせます。
ちゃんと花言葉もありますよ・・・楽しい人生・驚き!
それでは美味しい「おせち料理」で、よいお正月をお迎えください
ませ。
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