
植物が芽吹く季節!私たちも元気が出てきますね!いかがお過ごしですか?この時季、あちこちで新芽を目にするたびに、大地の力強さを再確 認します。「つくし」や「よもぎ」、「たら」や「うど」・・・食 べられる植物ばかりあげてしまいましたが、天ぷらや和え物でいた だくと美味しいですよね。 さて、そこで今回は春の風物詩、「つくし」の話。 「つくし」はトクサ科・トクサ属。「♪つくし誰の子すぎなの子」 と、わらべ歌に歌われているように、「つくし」は地下茎で「すぎ な(杉菜)」とつながっています。「つくし」は「すぎな」の「胞 子茎」で、「すぎな」よりひと足早く3月頃、野原や畑のあぜ道な どで見られます。 「つくし」の名は、土から出てくる胞子が「筆(ふで)」の形に似 ているから「土筆」と書かれたり、「すぎな」に付いて出てくるの で「付く子」と書かれたり。また、地上に突き出るように生えるの で「突く子」だったり、港に入る船の水路を示す「澪標(みおつく し)」に似ているから「つくし」と言われるなど、さまざまな説が あります。いっぽう、地下茎でつながっている「すぎな」は、杉の 葉に似ているので「杉菜」と書かれます。 「つくし」は胞子が散る前に収穫して、佃煮や和え物や天ぷらにす ると美味しいですよ! 「つくし」と「すぎな」の花言葉は・・・驚き・努力・向上心。
|