
少し遅くなりましたが、明けましておめでとうございます!本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。![]() さて、1月も半ばを過ぎ、お正月気分はすっかり抜けていることでしょうが、今回は1月7日にいただく「七草粥」に入れる「春の七草」のひとつ「ナズナ」の話。 「ナズナ」はアブラナ科の二年草。日本全土の田畑や空き地などに白い花を咲かせる身近な植物です。早春、花が咲く前に地面に張り付くように広がっている新葉を摘んで、和え物や天ぷらにしていただくと美味しいそうです。また薬草としては、利尿作用や解熱作用があるそうですよ。 「ナズナ」の別名は「ぺんぺん草」。こちらの方が、なじみがありますね!この名は、実の形が三味線のバチに似ていることから、三味線の「ぺんぺん」という音に由来しています。ヨーロッパでは、「羊飼いの財布」。イギリスでは「母の心臓」とも呼ばれるそうです。いずれも実がハートの形に似ているからだそうです。 ところで、「・・・が通った後はぺんぺん草も生えない」という表現がありますが、これは荒れた土地でも育つ「ナズナ」さえ生えていないほど何もないことを表し、根こそぎ奪われて一切合財残らない状態を揶揄した表現です。それほど「ナズナ」はどこにでも生育できる強靭な植物なのですね。 「ナズナ」の花言葉は・・・すべてを捧げます。
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