
やっと春本番ですね!年度末で何かと忙しい方も多いかと思います。季節の変わり目、体調には気をつけて元気な春を迎えてくださいね!![]() さて、素朴ながら春の訪れを告げる花木に「コブシ」があります。 モクレン科の落葉広葉高木で、日本全土の山野に自生しています。 「白木蓮(ハクモクレン)」に似ていて、白い花を葉が出る前に咲 かせます。 「コブシ」はその名のとおり、つぼみや実が「握りこぶし」に似ているからだそうです。別名「田打ち桜(タウチザクラ)」といわれ、 昔は「コブシ」の開花が農作業の目安になっていたそうです。 早春に開花する「コブシ」のつぼみは、日光をたくさん受ける南側 の部分が急速にふくらむため、つぼみの先端は逆に北側に反り返り ます。このようにつぼみの先端が北を指す植物を「方向指標植物」 といいます。早春、山道で迷ったら「コブシ」のつぼみが磁石の代 わりとなるのだそうです。他には、同じモクレン科の「ハクモクレ ン」や「シモクレン」や「タムシバ」、ヤナギ科の「ネコヤナギ」も「方向指標植物」だそうです。 「コブシ」の花言葉は・・・友情・歓迎・信頼・乙女のはにかみ。
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