
すっかり秋めいてきましたね。電力を気にしながら過ごした夏が、嘘のようです。お元気にお過ごしですか?![]() 今回は「秋の七草」のひとつ、「撫子(ナデシコ)」の話をしましょう。「撫子」といえば、「なでしこJAPAN」の愛称で親しまれている女子サッカーチームが、この夏大活躍しました。「撫子」は日本女性の清楚な美しさをたたえる花とされていますが、その花姿とはうらはらに、草原や河原だけでなく、山の傾斜地や海の砂浜にも根を張る、たくましさも兼ね備えています。そんな両面を象徴する、ぴったりの愛称ですね。 さて、「撫子」は、ナデシコ科の多年草。アジア、アメリカ、アフリカ北部、ヨーロッパと広く分布しています。一般に「撫子」と呼ばれているものは、「河原撫子(カワラナデシコ)」のことで、主にうす紅色の花を咲かせます。 「我が子を撫(な)でるように可愛い花」だから、「撫子」と名がついたそうです。別名「大和撫子(ヤマトナデシコ)」は、平安時代、中国から渡来した「唐撫子(カラナデシコ)」に対して、日本古来の在来種を「大和撫子」と呼んで区別した呼び名です。 「撫子」の花言葉は・・・いつも愛して・思慕・純愛・貞節・快活・女性の美・大胆・勇敢・才能。
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