
早い初雪、初冠雪。秋が深まる前に冬がやって来そうな勢いでしたが、風邪などひいていませんか?![]() そうは言っても秋は秋。そこで今回は、並木道が黄金色に輝く「銀杏(イチョウ)」の話をしましょう! 「銀杏」は、イチョウ科の落葉高木で中国が原産です。中国から留学僧が日本へ持ち込み、広まったと言われています。イチョウ科といってもイチョウ科の植物は他になく、「一科一属一種」の植物なので、他に仲間がまったくない珍しい植物です。 黄色く色づいた銀杏並木は見事ですね!日本の街路樹としての需要はNO.1を誇ります。それもそのはず、病害虫に強く痩せた土地でもよく成長し、剪定にも耐える丈夫な性質なので街路樹に適しているそうです。 「銀杏」の漢字は、他にも「公孫樹」や「鴨脚樹」などと書かれます。「公孫樹」は、お祖父さんが樹を植えても、実がなるまでには孫の代までかかることを表しています。また「鴨脚樹」は、葉の形が鴨の足の形に似ているからです。 ところで、「銀杏」の果実「銀杏(ギンナン)」は秋の味覚! 茶碗蒸しに入れたり塩炒りしたり、美味しいですね。食用となる部分は胚乳と呼ばれ、 糖質、ビタミンC、カロチンなどが多く含まれています。また独特な苦味成分 「アルカロイド」が滋養強壮となる成分なのですが、食べ過ぎると消化不良になるので、 大人なら5〜6粒、子どもなら3〜4粒が適量だそうです。食べ過ぎにご注意ですよ! 「銀杏」の花言葉は・・・長寿・鎮魂・しとやか・荘厳・詩的な愛。
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