
明日の11月23日は「小雪(しょうせつ)」といって、わずかながら雪が降り始める頃です。お元気にお過ごしでしょうか?![]() さて、今回は冬の室内を暖かく彩り、年末の贈答花の代表「シクラメン」の話をしましょう。 「シクラメン」は、サクラソウ科の多年草。トルコやイスラエルなどの中近東や地中海沿岸などの南ヨーロッパ、北アフリカなど広く乾燥している土地に自生しています。原種の「シクラメン」は、まるで高山植物を思わせるような、小さく可憐な姿をしています。日本では、原種だけを楽しむマニアも多いそうですよ。 一般には、「シクラメン・ペルシカム」という原種を園芸用に改良したものを「シクラメン」と呼んでいます。和名は、花弁が反り返って咲くことから「篝火花(かがりびばな)」。ヨーロッパでは野生の豚が球根を食べたことから、「豚のパン」とも呼ばれるそうです。 鉢植えの「シクラメン」を長く楽しむコツは、株を弱らせないために、まだ綺麗に咲いているけれど、ちょっと色あせてきたら早めに花茎ごと取り除くこと。その際は、茎の途中で切らずに茎をねじって根元から抜き取ってください。早めに抜き取った花は、ちょっとかわいそう・・・グラスに活ければ意外に長く楽しめますよ! 花言葉は・・・清純・内気・はにかみ・遠慮・過ぎ去った喜び。
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