
さあ、いよいよ2011年の締めくくりの月ですね!お元気にお過 ごしですか?あれこれイベント続きの12月ですが、いちばん気になるイベントは、やっぱりクリスマスでしょうか?当日も楽しみですが、プレゼントやケーキを準備する日々も、楽しいひとときですね。 そこで今回は、ケーキに甘〜い香りをつけてくれる、大切な名脇役 「バニラ」の話をしましょう。「バニラ」が「ラン」の仲間だって、ご存じなかった方もいるかも! 「バニラ」は、ラン科バニラ属、つる性の多年生草本で、産地はメキシコと中央アメリカです。 つるの長さは10メートルにもなり、他の樹木にからまりながら着生するそうです。 花は「カトレア」を小さくしたような形でクリーム色。ランは開花期間が長いものが多いですが、「バニラ」は一日花です。 さて、甘い「バニラ」の香りの元は、「バニラ・ビーンズ」と呼ばれる果実の部分。 15センチにもなる細長いインゲン豆のような形をしています。 果実そのものには甘い香りは無く、熱処理による発酵と乾燥を繰り返す「キュアリング」 という独特の行程を経て、甘い香りの香料となるのだそうです。 日本では、観賞用の鉢植えなどが流通していますが、 15℃以上の高温多湿を好む上、株が大きくならないと花を付けない性質なので、 花や果実は植物園などでしか見られないようです。 「バニラ」の花言葉は・・・永久不滅。
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