
いよいよ2011年最後のコラムとなりました。今年も一年、ご愛読いただきまして、誠にありがとうございました。さて、明後日22日は「冬至」です。文字通り、冬に至る日で一年中でいちばん日が短いのですが、翌日からは少しずつ長くなると思うと、少しほっとしますね。 「冬至」といえば、「ゆず湯」に入ったり「かぼちゃ」を食べたりする 習慣が一般的ですが、地域によっては「お汁粉」を食べるとか、「こんにゃく」を食べるとか、 「小豆粥(あずきがゆ)」を食べる習慣もあるようです。 また「かぼちゃ」は朝のうちに食べるとよいと、いわれている地域もあるそうです。 「かぼちゃ」は、ウリ科カボチャ属の植物で、アメリカ大陸が原産地。 品種は大まかに、「日本かぼちゃ」と「西洋かぼちゃ」に分けられます。 「日本かぼちゃ」は味は淡白ですが煮崩れしにくいので煮物向き。「西洋かぼちゃ」は 「栗かぼちゃ」とも呼ばれるように糖度が高いので、「かぼちゃプリン」や「かぼちゃパイ」など、 スイーツに向いています。 「冬至」に「かぼちゃ」を食べるいわれは、夏に収穫されたものがちょうど 「冬至」の頃まで保存がきくことと、冬に少ないビタミン豊富な緑黄色野菜をこの時期に食べて、 風邪をひかないようにという、先人たちの知恵だったのです。 今は冷凍技術が進んだり、南半球から輸入されたり、いつでも美味しい「かぼちゃ」 が食べられます。これを季節感がなくなったととらえるか、栄養豊富な野菜がいつでも食べられるととらえるか、 思いはそれぞれですね。 「かぼちゃ」の花言葉は・・・広大・包容。 それでは、「かぼちゃ」を食べて風邪などひかないよう、よいお年をお迎えくださいね!
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